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車のよもやま話~誇り~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

誇り

ということで、自動車整備業の魅力や誇り、仕事のやりがい、そしてこの業界で働くことの価値 について深掘りしていきます♪

 

自動車整備業は、単なる「車の修理」ではありません。これは、人々の安全な移動を支え、社会を円滑に動かす極めて重要な仕事 です。整備士は、車の健康を守り、運転する人々の命を預かる存在として、誇りと責任を持って働いています。


1. 自動車整備業の魅力とは?

(1) 人の命を守る、社会を支える仕事

整備士がしっかり点検・整備することで、事故のリスクを低減
ブレーキやタイヤの異常を未然に防ぐことで、多くの命を守る
物流業界・公共交通・緊急車両の安全運行を支える役割も

「自分の仕事が人の命を守る」という誇り
車は便利な乗り物ですが、整備不良が原因で事故が起こると、大きな悲劇につながります。
整備士が適切な整備を行うことで、家族連れのドライバー、毎日車を使う営業マン、遠くまで行くトラック運転手、すべての人が安心して運転できるようになる のです。


(2) 専門知識と技術が活かせる、スキルが一生モノになる

エンジン、電装、足回り、電子制御…あらゆる知識が求められる
経験を積むほどに「職人」としての技術が向上する
時代とともに進化する技術を学び続ける面白さがある

「機械いじりが好き」「手に職をつけたい」人に最適
自動車整備は、単なる力仕事ではなく、高度な知識と技術を要する専門職 です。新しい車が登場するたびに技術も進化し、整備士はそれを学び続ける必要があります。そのため、一生学び続けることができる仕事であり、技術者としての成長を実感できるのが魅力 です。


(3) 多くの人と関わり、感謝される仕事

車を修理・点検することで、お客様から直接「ありがとう」と言われる
地域の人々や企業の信頼を得て、社会の中で欠かせない存在になる
「車のことなら○○さんに相談したい」と頼られる喜びがある

「ありがとう」と言われると、仕事のやりがいを実感できる
整備士の仕事は、「修理して終わり」ではありません。お客様が安心して車に乗れるようになったとき、「ありがとう、助かったよ!」と感謝される瞬間こそが、整備士の誇り です。


2. 自動車整備業で感じる「誇り」とは?

(1) 目に見えない「安全」をつくるプロの責任感

整備ミスがあれば、それは重大な事故につながる可能性がある
点検・修理のすべてが「人の命」に関わる重要な仕事
高い責任感を持ち、プロとして完璧な仕事を求められる

「99%ではなく100%の安全をつくる」プロ意識
他の業界では「多少のミスは仕方がない」という場面もありますが、自動車整備においては、小さなミスが大事故につながる可能性があります。
そのため、整備士はいつも「100%の仕事をする」という強い責任感を持っています。


(2) 最先端技術と伝統技術の両方を扱うスペシャリスト

EV(電気自動車)、ハイブリッド、自動運転技術などの新しい整備技術
古いエンジン車の修理やレストアも、整備士の技術がなければできない
機械だけでなく、電子制御技術やプログラムの知識も求められる

「変わらない技術」と「進化する技術」の両方を習得できる
最近はEVやハイブリッド車の整備が増えていますが、旧車のレストアやクラシックカーの修理技術も求められています。
つまり、整備士は「最先端の技術」と「昔ながらの職人技術」の両方を持つ、唯一無二のスペシャリストなのです。


(3) 「困ったときの最後の砦」として頼られる存在

故障や事故など、トラブル発生時に頼られる仕事
ディーラー・民間工場・ロードサービスなど、幅広い活躍の場がある
自分の技術で、お客様の「困った!」を解決できる喜び

「最後の頼みの綱」としてのプライド
エンジントラブル、オーバーヒート、バッテリー上がり…車のトラブルは、いつでも突然発生します。
そんなときに、「あなたがいないと困る!」と頼られる仕事こそ、整備士の誇り です。


3. 自動車整備業の未来とさらなる魅力

EV・ハイブリッド車の普及により、新たな整備技術が求められる
AI・デジタル技術を活用した「スマート整備」が進化
日本の技術が世界で評価され、海外でも活躍できる可能性
車離れが進む中でも「整備のプロ」は常に必要とされる職業

技術の進化に対応しながら、時代を超えて活躍できる仕事
自動車整備業は、単なる「車を直す仕事」ではなく、未来のモビリティを支える最前線の仕事 です。
車の技術が進化しても、それを整備・修理するプロフェッショナルの需要はなくなりません。


4. まとめ:「自動車整備業は、人の命と未来を支える誇り高き仕事」

整備士は「人の命を守る」責任と誇りを持つ仕事
技術を磨き続けることで、一生使えるスキルが身につく
お客様からの「ありがとう」が、仕事のやりがいにつながる
最先端技術と伝統技術の両方を習得できる、唯一無二の職業
社会の基盤を支える「なくてはならない仕事」として、未来へ続く

「安全を支えるプロとしての誇り」こそが、自動車整備業の最大の魅力 です。
この業界に携わる人々は、社会全体の移動を支える縁の下の力持ちであり、誇りを持って働くに値する素晴らしい仕事なのです。

車のよもやま話~もっとも重要なこと~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

もっとも重要なこと

ということで、自動車整備において最も重要な作業や点検 について、プロの視点から詳しく解説します♪

 

自動車整備業は、単なる車の修理ではなく、安全な走行を維持し、事故を未然に防ぐための重要な役割を果たす業界 です。適切な整備や点検を怠ると、ブレーキの故障やエンジンのトラブルなど、命に関わる重大な事故を引き起こすリスク があります。


1. 自動車整備の重要性とは?

(1) 事故防止と安全性の確保

ブレーキやタイヤの摩耗、ハンドル操作の異常などを事前に発見
適切な点検・整備を行うことで、重大事故のリスクを低減
運転者だけでなく、歩行者や同乗者の命を守るためにも不可欠


(2) 車両の寿命を延ばし、修理費を抑える

オイル交換や定期的なメンテナンスでエンジンや駆動系の負担を軽減
異常を早期発見することで、高額な修理費を回避
中古車の価値を維持し、売却時の査定額アップにもつながる


(3) 燃費向上と環境対策

タイヤの空気圧調整やエンジンの調整で燃費を向上
排ガス規制に対応し、環境への負荷を低減

EV・ハイブリッド車のバッテリー管理も重要な整備項目


2. 自動車整備において最も重要な作業・点検項目

(1) ブレーキ点検 – 最も重要な安全装置

ブレーキパッド・ディスクローターの摩耗チェック
レーキフルード(油圧ブレーキの作動液)の交換
ブレーキキャリパーの動作確認(固着や異常がないか)

なぜ重要か?
ブレーキの異常は、制動距離の増加やブレーキの利きが悪くなる原因となり、重大事故を招く可能性があります。特にブレーキパッドは5mm以下になると交換推奨 です。


(2) タイヤの点検 – 路面との唯一の接点

空気圧チェック(適正な空気圧を維持することで燃費向上)
溝の深さチェック(スリップサインが出たら交換)
偏摩耗やひび割れの確認

なぜ重要か?
タイヤの状態が悪いと、スリップ事故やパンクの原因になります。残り溝が1.6mm未満になると車検不適合 となるため、定期的な確認が必要です。


(3) エンジンオイルとフィルターの交換 – エンジンの寿命を左右する

適切なオイル交換サイクル(通常5,000~10,000kmごと)
フィルター交換でエンジン内部の汚れを防ぐ
オイルの粘度や劣化状態の確認

なぜ重要か?
エンジンオイルはエンジンの潤滑・冷却・清掃を行う役割を担っています。劣化するとエンジン内部の摩耗が進み、燃費の悪化や最悪の場合エンジン故障の原因 になります。


(4) バッテリー点検 – 突然のエンジン始動不能を防ぐ

電圧チェック(12.5V以下は要注意)
端子の腐食チェック(サビがある場合は清掃)
バッテリー液の量確認

なぜ重要か?
バッテリーが弱ると、エンジン始動が困難になり、突然の故障につながります。特に冬場はバッテリーの性能が低下しやすいため、点検が不可欠 です。


(5) 冷却系統の点検 – オーバーヒートを防ぐ

冷却水(クーラント)の量と濃度の確認
ラジエーターやホースの漏れチェック
サーモスタットの作動確認

なぜ重要か?
冷却系統が正常に作動しないと、エンジンが過熱し、最悪の場合オーバーヒートで故障 してしまいます。冷却水は2~3年ごとに交換が推奨 されます。


(6) ベルト類の点検 – エンジン補機類の動作を維持

ファンベルト・タイミングベルトの摩耗や亀裂の確認
適正な張り具合(緩みすぎや張りすぎは故障の原因)
異音(キュルキュル音)が発生していないか

なぜ重要か?
エンジンの補機類(オルタネーター、ウォーターポンプ、パワーステアリング)を駆動するベルトは、切れると車が動かなくなる重大な故障を引き起こします。特にタイミングベルトは、10万kmごとの交換が推奨 されています。


(7) ライト・ウィンカー・ワイパー点検 – 視界と意思表示を確保

ヘッドライト・テールランプ・ウィンカーの点灯確認
ワイパーゴムの劣化チェック(ゴムが切れている場合は交換)
ウォッシャー液の補充

なぜ重要か?
夜間の視界確保や、他の車両・歩行者への意思表示にはライトが欠かせません。また、ワイパーが劣化すると雨の日の視界が悪化し、事故のリスクが大幅に上がる ため、半年~1年ごとの交換が推奨 されます。


3. まとめ:プロの整備で車の安全・快適を守る

最も重要な点検項目は「ブレーキ・タイヤ・オイル・バッテリー」
冷却系統やベルト類の点検も欠かせない
ライトやワイパーは安全運転の基本、定期的に確認すべき
定期メンテナンスを行うことで、車の寿命を延ばし、修理費用を抑えられる

プロの整備士による定期点検と適切なメンテナンスが、あなたのカーライフを支える鍵 です。安全で快適なドライブのために、定期点検を怠らないようにしましょう!

大型レッカー

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大型レッカー車
旋回ブーム付きです。

車のよもやま話~自動車塗装の技術~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

自動車塗装の技術

ということで、今回は、自動車塗装修理における最新技術と今後の展望 について詳しく掘り下げていきます♪

 

自動車の塗装は、単なる美観のためのものではなく、ボディを保護し、耐久性を向上させる役割 も担っています。事故や経年劣化による塗装の剥がれや傷を修復する「自動車塗装修理」は、技術革新とともに大きく進化してきました。

近年では、環境対応型塗料の開発、AIを活用した色合わせ技術、最新の自動化塗装システム などが登場し、より高品質で持続可能な塗装修理が可能になっています。

1. 自動車塗装の基本構造と修理の重要性
自動車塗装の基本構造
自動車の塗装は、単層ではなく複数の層 から成り立っており、それぞれが異なる役割を持っています。

自動車の塗装層の構造

素地(ボディ素材) – スチール、アルミ、カーボンファイバーなど
電着塗装(プライマー) – 防錆(ぼうせい)効果を持つ下地塗装
中塗り(サーフェイサー) – 色の定着を良くし、耐久性を向上
上塗り(ベースコート) – 車の色を決める層
クリアコート – 耐久性やツヤを持たせる仕上げ
この多層構造のおかげで、自動車のボディは紫外線や雨風から守られ、美しい外観を長く保つことができる のです。

2. 自動車塗装修理の最新技術
① AIとデジタル技術を活用した色合わせ
色合わせの精度向上 – AIとカメラ技術の進化
自動車の塗装修理では、元の色と完全に一致する色を作り出す「色合わせ」 が非常に重要です。

従来は職人の経験と勘に頼る部分が大きかったのですが、現在はAIとデジタルカメラ技術を活用した色解析システム により、より正確な調色が可能になっています。

最新の色合わせ技術の特徴

分光測色計(スペクトロメーター) を使用し、塗装の色データを解析
AIが数百万色のデータベースから最適な色を計算
気温や湿度に応じた微調整を自動で実施
この技術により、「塗装後に若干色が違って見える」といった問題が大幅に減少 し、高品質な仕上がりが可能になっています。

② 環境対応型塗料の進化(ウォーターベース塗料の普及)
VOC(揮発性有機化合物)削減への取り組み
自動車の塗装には、有機溶剤が含まれた「溶剤系塗料」が一般的でした。しかし、これらの塗料はVOC(揮発性有機化合物) を多く含み、大気汚染や健康リスクを引き起こす問題がありました。

環境に優しい塗料の種類

ウォーターベース塗料(水性塗料)

有機溶剤の使用量を削減し、環境負荷を低減
欧米ではすでに主流となっており、日本でも急速に普及
高固形分塗料(ハイソリッド塗料)

塗膜の密度が高く、VOC排出を抑えられる
従来の溶剤塗料よりも耐久性が向上
粉体塗料(パウダーコーティング)

溶剤を使用せず、静電気で粉末を付着させる方式
工場向けの大量生産に適しており、自動車メーカーが採用を進めている
これらの塗料の普及により、自動車塗装業界も環境負荷の低減に貢献しています。

③ 静電スプレー技術とロボット塗装の導入
最新の塗装技術 – 高精度なスプレー塗装
自動車の塗装には、静電スプレーガン が活用されるケースが増えています。これは、塗料に静電気を帯電させることで、金属表面に均一に付着させる技術です。

静電スプレー塗装のメリット

塗料の無駄が少なくなり、コスト削減 につながる
均一な塗膜を形成 でき、仕上がりが向上
VOCの排出を抑えられるため、環境負荷が低い
さらに、ロボット塗装システム も急速に進化しています。AIが塗装の厚みや動きを最適化し、人の手では難しい複雑な形状の塗装 も高精度で仕上げることが可能になっています。

3. 未来の自動車塗装修理 – これからの技術革新
今後の自動車塗装修理の進化ポイント

自己修復塗装の開発
→ ナノテクノロジーを活用し、軽い傷なら自動で修復する塗装 が登場。

塗装不要のボディ開発
→ 車体に「スクラッチフリーコーティング」を施し、塗装の劣化を防ぐ技術が研究中。

メタル3Dプリンターによる塗装再生
→ 塗装面の損傷部分を「3Dプリント」することで、従来よりも耐久性が向上。

バイオ塗料の開発
→ 自然由来の成分を使用した塗料で、さらに環境負荷を軽減。

完全自動化修理工場の実現
→ AI、ロボット、3Dスキャナーを組み合わせた「全自動塗装システム」が主流に。

4. まとめ – 自動車塗装修理の未来は、環境と技術革新がカギ
自動車塗装修理は、AIによる色合わせ、環境対応型塗料、ロボット技術 などによって急速に進化しています。

今後はさらに、自己修復塗装や3Dプリント技術 などが加わり、より持続可能で高品質な塗装修理が可能になるでしょう。

自動車塗装修理は、単なる修復作業ではなく、次世代のモビリティ産業を支える重要な技術 へと進化し続けています。

 

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車のよもやま話~自動車修理の起源について~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

~自動車修理の起源について~

ということで、この記事では、日本における自動車修理の起源から、その進化と文化的背景について深く掘り下げます♪

自動車修理という分野は、現在の日本において非常に重要な産業の一つです。しかし、その起源を辿ると、現代の整備技術や自動化された修理工場とはまったく異なる、手作業を基盤とした時代にまで遡ることができます。日本の自動車修理の歴史は、車両技術の進化とともに形作られ、戦後の経済復興期を経て今日の高度な技術体系に発展しました。

 


明治期と自動車修理の萌芽

日本に初めて自動車が持ち込まれたのは、明治30年代のことです。1898年、フランス製のプジョーが東京に輸入され、これが日本における自動車の始まりとされています。この時代、自動車は「動く機械」として非常に珍しい存在であり、限られた富裕層や政府関係者しか所有していませんでした。

当時、自動車が故障した際の修理は、専用の技術や施設が整っていなかったため、機械工や鉄道技術者が修理を手掛けることが一般的でした。多くの場合、部品の交換ではなく壊れた箇所を手作業で修復することが中心で、鉄工所や船舶修理工場がその役割を果たしていました。このように、自動車修理は他の産業分野から派生した技術者たちによって支えられたのです。

 


大正時代の自動車普及と修理の発展

大正時代になると、自動車の輸入が増え、アメリカ製のフォードやGMの車両が日本市場に流入しました。特にフォードが東京で自動車組立工場を設立した1925年以降、日本国内での自動車の普及が加速しました。この時期、国内における自動車修理技術は一段と進化し始めました。

大正時代後半には、自動車の整備や修理を専門に行う小規模な工場が登場しましたが、その数はまだ限られており、主に都市部に集中していました。地方では、引き続き農機具や船舶を扱う工場が代わりに自動車の修理を行うことが一般的でした。この時代の修理は、主にエンジンやシャーシの整備が中心であり、鈑金修理や塗装といった外装の修復はまだ未熟な段階でした。

 


昭和初期と国産自動車の台頭

昭和初期、日本初の量産自動車「ダットサン」が登場しました。この頃、国産自動車メーカーの設立が相次ぎ、自動車修理に必要な技術も日本独自の方法で発展していきます。特に、1930年代後半には、トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)が本格的な生産を開始し、国内市場に適した部品供給体制が整いました。

これに伴い、自動車修理業界も徐々に独立した産業としての形を整え始めました。全国の主要都市に整備工場が設立され、国産車に特化した修理技術が確立されました。また、戦前の軍用車両の整備技術が後の民間修理技術の基盤となり、機械工学を学んだ技術者たちが修理の品質向上を推進しました。

 


戦後の復興期と修理産業の拡大

第二次世界大戦後、日本は焼け野原となりましたが、復興の過程で自動車産業が急速に発展しました。この時期は、自動車修理産業にとっても大きな転機となりました。戦時中の軍用車両を修理して生計を立てる技術者たちが多数おり、その技術が民間車両の修理に活用されました。

また、戦後の経済復興期には、トヨタや日産といった国内自動車メーカーが大量生産を開始し、それに伴い車両の整備や修理を行うサービス網が全国に広がりました。特に、高速道路網が整備される1950年代後半以降、自動車の利用が一般家庭にも広がり、修理需要が急増しました。

この時期、エンジンや機械系統の整備に加え、外装の鈑金修理や塗装技術も進化しました。また、部品の交換を迅速に行えるよう、メーカーが純正部品の供給網を構築し、修理作業の効率化が進みました。

 


高度経済成長期の整備技術の近代化

1960年代から1970年代の高度経済成長期は、自動車修理業界にとって飛躍の時代でした。この時期、日本では家電製品と同様に自動車の所有が一般家庭に浸透し、新車販売とともに修理の需要も大きく増加しました。

この頃、自動車修理は機械的な修理から、車検や定期点検を含む総合的な整備サービスへと発展しました。さらに、メーカー系ディーラーによるアフターサービスの拡充により、修理工場の質も大きく向上しました。同時に、全国的な整備士資格制度が確立され、整備士のスキル標準化が進みました。

また、海外からの技術導入も進み、アメリカやヨーロッパの自動車メーカーと提携したトレーニングプログラムが導入されることで、最新技術の普及が図られました。

 


現代の修理業界への影響

今日では、自動車修理業界は大きな変化の中にあります。自動車のハイブリッド化や電動化、自動運転技術の導入が進む中、修理の方法も高度化し、電子制御システムやソフトウェアの整備が必要不可欠となっています。また、環境規制の強化に伴い、修理プロセスの中でリサイクルやエコ技術が積極的に取り入れられています。

さらに、デジタル化の波により、3DスキャナーやAI診断ツールが修理現場で活用されています。このように、自動車修理は長い歴史を経て、現在も進化し続けています。

 


まとめ

日本における自動車修理の起源は、明治時代に輸入車が持ち込まれたことに始まります。その後、大正時代の自動車普及、昭和初期の国産車の台頭、戦後復興期の需要拡大を経て、修理技術は高度化し産業として発展してきました。現代では、電動化や自動運転技術に対応した新しい修理技術が求められており、自動車修理業界はますます重要な役割を果たしています。この歴史を振り返ると、日本の自動車修理技術がどのように社会とともに成長してきたかがよく分かります。

 

 

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車のよもやま話~ロールスロイス~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

今日の車のよもやま話~ロールスロイス~

ロールスロイス(Rolls-Royce)は、イギリスの高級自動車と航空機エンジンのメーカーとして知られ、その歴史は20世紀初頭にさかのぼり、すこーしご紹介を♪

 

創業と初期の展開(1904年~)

ロールスロイスは、チャールズ・ロールズ(Charles Rolls)とヘンリー・ロイス(Henry Royce)によって1904年に設立されました。ロイスはエンジニアとして自動車の設計に秀でており、ロールズは販売の専門家でした。2人の協力により、高品質で信頼性の高い車両を作り出すことが目標とされた。

 

2人の名前を取ってロールスロイスなんですね!!

 

シルヴァーゴーストの誕生(1906年)

1906年ロールスロイスは

「シルヴァーゴースト(Silver Ghost)」を発表しこのモデルは「世界最高の車」と評されました。

シルヴァーゴーストはその信頼性、滑らかな走行性能、高級感で名声を博し、ロールスロイスを高級車の代名詞に押し上げました。

 

 

航空エンジンの進出(第一次世界大戦)

第一次世界大戦中、ロールスロイスは

自動車生産だけでなく、航空機エンジンの製造にも進出しました。

1914年に「イーグル」エンジンを開発し、イギリス軍の航空機に使用されました。これにより、

ロールスロイスは航空エンジンの分野でも大きな影響力を持つ

ようになりました。

 

戦後の拡大と新モデル(1920年代~1930年代)

戦後、ロールスロイスは自動車事業を継続しながら航空エンジンの分野でもさらに拡大しました。

1931年、ロールスロイスはベントレー(Bentley)を買収し、これにより高級車市場での影響力を一層強化しました。

 

やっぱりやり手ですね・・・(笑)

 

ジェットエンジンの時代(第二次世界大戦後)

第二次世界大戦後

ロールスロイスはジェットエンジンの開発に乗り出し、航空産業の変革に寄与しました。

1950年代には、ロールスロイスのジェットエンジンが商用航空機にも採用され、世界中の航空会社に影響を与えました。

留まることを知らないロールスロイス・・・(笑)

 

財政危機と分社化(1970年代)

1971年、ロールスロイスは財政難に陥り、会社は国有化されました。

1973年、自動車部門は「ロールスロイス・モーターズ(Rolls-Royce Motors)」として分離され、航空エンジン事業は「ロールスロイス plc」として引き続き運営されました。

どんな会社にも山あり谷あり・・・すべてが順風満帆とはなかなかいかないものなんですね・・・。

 

現代のロールスロイス

ロールスロイス・モーターズは1998年にBMWによって買収され、

自動車ブランドは現在BMWの傘下で運営されています。

一方、航空エンジン事業を担うロールスロイス plc は、商用航空機や防衛産業における主要なエンジンサプライヤーとして世界的に知られています。

ロールスロイスは、自動車と航空機の両分野でその技術力と品質を世界中に知らしめ、今日に至るまでその名声を保ち続けています。

 

ロールスロイスにこんな歴史があったとは・・・

車産業はやはりおもしろい!!

 

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車のよもやま話~世界で最初のベンツ~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

 

皆様新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

 

さて今回は

世界で最初のベンツ

さて、車って年々機能がハイテク化しとてつもない進化をとげていますよね!

日常生活でも欠かせない車 そんな車のよもやま話をシリーズ化しながら歴史と一緒にみていきましょ~♪

 

今では超がつく高級車【ベンツ】 もう不動の名称ですよね!

すごいのは大昔からすごかったんです(笑)

世界初のガソリン車でベンツ1号と呼ばれている「ベンツ・パテント・モートル・ヴァーゲン」

なんだか三輪車みたいなカタチが特徴的。

 

この車が作られたのは1886年、 今から138年前の明治19年です。

このベンツ1号は棒ハンドルで前輪を操作し、時速15㌔で走ったそうです 。

多分明治のベンツが今の車をみたら衝撃でしょうね!

 

その翌年の1887年にはガソリンを動力とする車両に対する特許を取得!

抜かりないベンツ(笑) やっぱりベンツはすごいですね(笑)

 

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車のよもやま話~自動車整備とは~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

さて、本日は第2回自動車整備雑学講座!

今回は、自動車整備とは?

整備の基本と重要性についてです。

 

自動車整備は、安全な走行を維持し、車の寿命を延ばすために欠かせない作業です。

 

このテーマでは、エンジン、ブレーキ、タイヤなどの主要部品がどのように整備されるのかを具体的に解説します。

 

なぜ整備が重要なのか 整備を怠ると、エンジンオイルの劣化やブレーキパッドの摩耗が原因で重大な事故を引き起こすリスクがあります。

 

また、整備された車両は燃費効率が向上し、環境負荷も軽減されます。

 

整備士の役割 整備士は国家資格を持ち、高度な知識と技術を駆使して車を安全に保つプロフェッショナルです。

どのような資格や経験が必要かについても触れます。

 

車検と点検の違い

車検は法定点検として義務付けられている一方で、定期点検は車の状態を維持するために自主的に行うものです。

 

車検の役割

公道を走る車両が法律に適合しているかを確認すること。

車検に通らない場合、車を公道で走らせることができなくなります。 定期点検の重要性 エンジンオイルや冷却水の状態チェック、ライトやタイヤの摩耗確認など、日常の点検を行う事で大きなトラブルを防ぎます。

 

自動車の基礎知識

車の構造をわかりやすく解説し、以下の主要部品について深掘りします

エンジン:燃焼効率を高める方法やオイル交換の必要性。

タイヤ:溝の深さや空気圧が安全に与える影響。

ブレーキ:パッドとディスクの状態チェックの重要性。

バッテリー:寿命の目安や交換時期のサイン

 

以上、第2回自動車整備雑学講座でした! 次回の第3回もお楽しみに!

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車のよもやま話~車検~

皆さんこんにちは!

Car Techno Japan Assist株式会社、更新担当の中西です。

 

車を持っていると必ず訪れる「車検」

 

車検は法定点検の一環で、定期的に車を安全な状態で使用するために必要な検査です。

しかし、車検の内容や準備について意外と知らないことも多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、車検の基本的な知識や、車検に向けて知っておきたい準備ポイントをわかりやすくお伝えします!

 

車検とは?

車検は、正式には

「自動車検査登録制度」

といい、安全性や環境基準に適合しているかを確認するための検査です。

 

日本ではすべての車が一定の期間ごとに車検を受けることが義務付けられています。

車検に合格しなければ、車を公道で走らせることができないため、必ず受ける必要があります。

 

車検の周期

新車:初回は購入から3年目

2回目以降:2年ごと

 

車検でチェックされる項目

車検では、次のような安全性や環境に関するポイントが重点的にチェックされます。

ブレーキ:制動力やブレーキパッドの状態

タイヤ:溝の深さや摩耗状態、空気圧

ライト・ウインカー:ヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーが正常に点灯するか

排気ガス:エンジンの調子や排気ガスが基準値内か

ボディ・フレーム:サビやひび割れがないか

サスペンション:車体を支える足回りの点検

 

車検にかかる費用と内訳

車検費用は、検査内容や車の状態によって異なりますが、大まかに次のような内訳があります。

 

法定費用:自賠責保険料、重量税、印紙代

点検整備費用:整備士が点検や修理を行うための作業費

部品交換費用:ブレーキパッドやタイヤなど、必要な部品の交換費用

 

費用は車の種類や年式によっても異なりますが、軽自動車で4万〜6万円、普通車で10万円程度が目安となります。

車検前の準備とスムーズに進めるコツ タイヤの溝の深さも確認し、交換が必要であれば事前に準備しておくと安心です。

車検が切れるギリギリに予約すると混み合う場合があるため、1〜2ヶ月前には予約を入れておくのがおすすめです。

 

また、代車が必要な場合も早めの予約で確保しておきましょう。

 

車検切れに要注意! 万が一、車検を受けずに車検切れとなると、車を公道で走らせることができなくなります。

また、車検切れでの走行は法的な罰則があるため、注意が必要です。

期限内に必ず受けるようにしましょう。 車検は少し費用がかかるものの、安全に運転を続けるために欠かせない検査です。

余裕を持って準備し、愛車の調子をしっかり整えて、安心してドライブを楽しみましょう!

 

以上!第1回自動車整備雑学講座でした! 第2回もお楽しみに!

 

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BCS店ボッシュカーサービス・リポート第3弾 最新の自動 車整備事情を直撃 OBD車検とは? 長期テスト車シビック ・タイプR登場! CGの別宮賢治が案内し…

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